コメント機能

気にされたことが無いとは思いますが、筆者のサイトにはコメント機能がありません。
現在のサイト運営のスタイルがレンタルサーバーで、HTMLやらCSSやらJavaScriptだの全部筆者の直書き、という古(いにしえ)の形態をいまだに踏襲しているから、ということもあるのですが、他にも大きな理由があります。

以前、ブログにて小説作品紹介サイトを運営していたころ、ブログ標準のコメント機能があり、そこでコメントされたのはただ一件のみでした。
その内容は「気持ち悪い、4んで欲しい」(原文はダイレクト表記です。)。

年月だけは重ねてしまった現在では筆者ももはや新参者とはいえない(肩書きは無いのにね)ようになってしまいましたが、そうやって長く活動していても、貰えるコメントは上記のとおりでした。(もちろん、そのコメントを筆者は承認しなかったので、ブログに載ったことはありません。)

そんなんだったら、コメント機能なんて要らないよな。→うん、実装は考えないで良いや。で、現在に至ります。

ただですね、もちろん筆者がそんな現実を望んでいたわけではもちろんありません。
理想を言えば、「作品を軸にまったりワイワイ騒ぎたかった」というのはあるんです。
でも、そこには多くの問題があるんですね。

実を言うと、サイトやブログのコメント機能というのは、別に筆者のサイトに限らず全世界的に『死に体』に向かっています。

  • そもそもコメント貰えない問題
  • 誹謗中傷問題
  • スパム問題

匿名のままでコメントできてしまうサイトやブログのコメント機能は、まず、まともなコメントを貰える以前に悪意を持つ者の攻撃に晒されます。
そもそも、個人のサイトにコメントしようと思う人が減少する上に、スパムと誹謗中傷の荒らし。

一方で、言い方によってはコメントの集合体とでも言えそうな「Twitter」や掲示板などがある程度(まぁ、掲示板ももう好い加減オワコン感が漂ってはいますが)機能できているがゆえに、人気作家さんなどではそういったよりパブリックな場所に書き込まれたコメントを拾っていけば良い、という状況になっているかと思います。
まぁ、筆者は超不人気(って自分で言うのもなんですけど、現実だから仕方ないね)なので、そういった場所でのコメントも一切無いのですが。(鍵で言われている可能性はあるのかもしれませんが、それは筆者には分からないですしね。)

ですが、そのTwitterにも弱点が残っていまして、それは「鍵」の存在。(すぐ上で言及してしまいましたが)
もちろん、「鍵」は善意で作成された機能のはずです。ですが、これを悪意で使用することについての防御が全くできていません。
LGBTでR-18という、非常にナーヴァスなコンテンツを扱っている都合上、そもそもコメントしにくいというのもありますし、公にしたくないという方も多いと思いますし、そういった層に「鍵」という存在は必要不可欠なものです。それは理解できます。
が、秘匿性が高くなると、それを悪用する人というのが必ず沸いてくる、というのが困ったところです。

特に筆者は実体験として、ちゃんとしたコメントをいただける前に誹謗中傷コメを貰う、という実体験をしているがために、その辺りはよりナーヴァスにならざるを得ません。
結果的に、筆者のサイト運営やSNSなどの活動全てで、表立って言うことこそないものの、基本的にコメント全拒否みたいな雰囲気を醸し出していたかもしれません。

でもね。悪意を排除できるのであれば、筆者は上記に示したとおり「わちゃわちゃ」やりたかった方なんです。
でも、多分、それを言ったところでコメント貰えるようになるのかと言うと、……、まぁ無理だよね、今更。

んで、なるべく悪意に晒されない状態でなんとかコメントが機能できるような環境を構築できないものだろうか? というのは過去含めて何回か考えたことではあるのですが、少なくともサイト上でのコメント機能実装は無理だな、っていうのが筆者の結論です。
だって、個人情報の保持・管理なんて個人のサイトでやるようなことではないし、そもそもやりたくないし、そんなものを要求されてまでコメントなんてしたくないですよね。
かと言って、じゃあ自由にどうぞ、って解放するだけだと、結局、誹謗中傷とスパムが幅を利かせて、それでオシマイです。


ですが、そのまま諦める、というのも気になるので、今回、不完全ながらもチャレンジしてみました。
pixivFANBOXにコメント用の投稿を置いて、そちらへお願いします、という形。
pixivのアカウントを持っている人でないとコメント書き込みはできませんが、アカウントを持っている人なら特に余計なことを考えずに気楽に書き込めますので、その辺りのハードルは低く抑えることができます。
LGBTでR-18ですが、そもそもpixivが同人活動の場であることから、Twitterみたいにやたらと公共性の高い場というわけでもないので、その辺の心理的障壁も少なくて済むのではないか、と予想しております。

というわけで、pixivFANBOXにコメント用の投稿をある程度作品ごとに分類して置いてみました。ので、よろしかったらコメントいただけたら、と思います。
よろしくお願いいたします。m(__)m

[2019-11-08:追記]
予想どおり、一切の反応が無く、サイトの邪魔になってしまっているだけの状況が続いてしまいましたので、廃止(非表示に)しました。
まぁ、一応、何もせずに文句だけ言って諦めたわけではなく、努力はしたんだよという形跡(言い訳?)は残せましたので、『やっぱりね』ということで。

2019-11-08 2019-03-12