小説らしい文体?

えーっと、こんな事を書いてしまったら、また、ド素人が小説販売なんかしてんじゃねぇよ! って怒られそうですが。
筆者の小説、おそらく、あまり小説らしい文体をしておりません。(^^ゞ
もうね、怒られ要素満載なんですけど、正直に言うと、わたくし、あまり小説を読まない方の人です。(ズルッ
あの、とっても小説らしい言い回しというか表現方法ってあるじゃないですか。

美しき青きドナウ、

じゃないや、

勢い猛々しい新緑に覆い尽くされた漆黒の闇にキラリと一つクリスタルな輝きが、……

あれ? 上手く表現できないや。流石にあんまり読んでいないし、書いてもいないだけのことはある。(^^ゞ
要はあの、一行読もうとするだけでしばらく考え込まなきゃいけないような表現。凝縮した美みたいなのを追究した感じ、とでも言えば良いのだろうか?
極論すると俳句みたいなみっちり詰まった文章を何百ページも読むのって苦手なんです。
そういうものこそ『小説』である、とお考えの方には、筆者の作品は小説などでは断じて無い! と怒られてしまうことでしょう。

逆に言うと、小説の堅苦しい雰囲気が苦手、という方には、筆者の小説がマッチする可能性もございます。

筆者の場合、「小説はこうあるべき」みたいな理想は持っていなくて、話の内容によって少々作りが変わったりします。
場合によっては、いわゆる小説のルールを逸脱しているケースもあるかもしれません。
セリフの括弧の付け方や改行の仕方なんかは、作品によって独自のルールで書いているものもあったりします。
逆に言うと、今のゲイ小説を取り巻く環境には行き詰まり感を若干感じているので、あまり自分から縛ろうとしないで、何か新しい良い表現はないだろうかと模索していたりもするのです。
例えば、日本語で表現できない発音はアルファベットで記載しちゃったりも平気でしますし。

なんか、上手く纏まり付かなくなってしまいましたが、要はゲイ小説の間口をもっと広めたいです。小説ってだけで敬遠する方々にも振り向いてもらいたい。
ですから、漫画にできない、しづらいような作品にもチャレンジしていたりするんです。自称、登場人数1.2人の小説とかね。

2016-10-28