分からせ対抗教習 体験版
【まえがき】
※[ご注意ください]
【あらすじ】
山奥に一人籠もって生活する男盛りの犬養に潜む大きな問題にいち早く気付き、手を差し伸べた万道は、精神的な面も含めて犬養の暮らしを楽にするための提案をした。
それは、簡単に言うと、極少人数のパトロンに資金援助をしてもらうという選択。
人見知りの強い犬養は半自給自足生活を送るに当たって調達しなければならない資金を山荘を経営して宿泊客を募るという手段に頼っていたのだが、より少ない人数から高額支援してもらえる形にした方が人見知りの犬養には気が楽になるのではないかと万道は考えた。
また、『性欲の塊』である万道が驚くほどの『性欲の塊』だった犬養に、その性欲を上手く満たし精力を発散出来る環境を作ってやりたいと考えた万道は自身の顧客の一部を紹介しようと考えた。
強過ぎる犬養の性欲と精力を厄介者ではなく武器と考えて、それを元手に資金調達の手段に出来るようにしようと考えたのだった。
即ちそれは今万道が行っている副業とほぼ同じ仕事になるわけだが、ちょうど時代の潮目の移り変わりも感じていた頃合いだったこともあり、自身の今後の身の振り方も考慮して、少しやり方を変えた方が良いのかも知れない、と万道は策を練ることにした。
こうして今回初めて、犬養は万道と共に仕事としてその精力を開放することになったのだが……?
【主な登場人物】
昨今の実質的な表現規制の是非はさておき、表現の流通の首根っこをぎゅうぎゅうに締め続けられたせいか良くも悪くも変化を余儀なくされた面もあって、例え『ごっこ』であってもそのような表現をすること自体が
残念なことに『言葉狩り』に一個人で抗うメリットなど皆無である一方、リスクは確実に山ほどあるのが現実だ。
ちょっと思うところがあって、万道は少し考えていた。
山奥の更生施設が職場兼住所となっている万道は世間との接点が厚いとは全く言えないが、それでも職業柄そういう
その土地では大変珍しい大雪に閉ざされた犬養との冬籠りで話が一歩進展はしたものの、自身の副業のことも含めて、果たしてこのまま延長線上にコトを進めて行って良いものかどうか、少し見直してみた方が良いんじゃないか、と万道は思っていたのだ。
それに、今の万道のそのままを犬養と一緒に行ったところで、人数が増えるだけじゃないか、という思いもあった。
そもそも、人数が増えるだけなら、もう既に、今の更生施設の面々が度々乱入しているのだから、面子が入れ替わるだけじゃないのか。
確かに犬養は良い男だ。一部界隈で『伝説の白熊』と呼ばれただけのことはある。
しかも、経験は少ないようだが、やたらと上手いし性欲も精力も突き抜けていてこの辺りは百戦錬磨海千山千の万道でも太刀打ちできないほど非の打ち所が無い。
普通の『高額売り』でも全くやれるだろう。
だけど、それではあまりに勿体無い。
何か犬養ならではの特長を活かしたプレイスタイルを考えられないものだろうか、と万道は考えを巡らせていたのだ。
犬養はエッチなモードに切り替わるとあんなに性豪で性獣の王みたいな存在なのに、不思議なことに普段はあまりエッチな妄想をしないタイプのようで、この辺り犬養と二人で相談しようにもあまり話が弾まず、いや、犬養が話に乗ろうとしないわけではなくて万道の話に犬養が付いていけないことが多く、万道が一方的に説明しては犬養が驚いたり感心したりといった流れになってばかりだから、ブレインストーミングは万道一人で行う方が正直捗った。
もうちっとエッチに開放的になってくれても良いのになぁ、と万道は思うのだが、しかし同時に、実際にコトを始めるとそんな問題は塵散りどころか消滅してしまうくらい実力で圧倒してくるので、いやまあ確かに実質問題は無いのだが……ううむ。
ただ、犬養は自身に潜む性欲モンスターの存在を自覚しないように抑え込んで来た長い歴史があるから仕方が無いとも言えるし、圧倒的性豪なだけに妄想とかする必要が無いのかも知れない。その辺りは本物の性豪になってみないことには分かり得ないところなのだろう。万道でも少し追い付けない部分があるくらいなのだ。
ん? 圧倒?
そうか、普通にヤっても圧倒されるんだから、それを『普通』って流さないで、『どうしようもなく圧倒された』と思われるような仕掛けを、顧客にとって忘れられないくらい圧倒するプレイを。
圧倒を誇張するならやっぱアレ! だなっ! 決まりだな!
万道は大急ぎでプロットを練って、犬養に連絡をし、そして、記念すべき犬養の初めてとなる顧客の抽出とスケジュールのネゴシエーションを進めて行った。
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
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分からせ対抗教習
OpusNo. | Novel-091 |
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ReleaseDate | 2024-07-24 |
CopyRight © | 山牧田 湧進 |
& Author | (Yamakida Yuushin) |
Circle | Gradual Improvement |
URL | gi.dodoit.info |
個人で楽しんでいただく作品です。
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(こちらは体験版です)