StrongManK.O.One 体験版
【まえがき】
※[ご注意ください]
【あらすじ】
Dr.Gと蔵木 宏彰との最初の接点を作ったある意味立役者(疫病神?)とも言える『
蔵木の
そんな数奇な出来事の前後にも、ブライアンの身には運命のいたずらのような性の出来事が連続して起こっていた。
強靭な肉体の鍛錬につられるようにいつの間にか鍛え上げられていたブライアンの尻の中。
その発覚と、蔵木との特別なセックスとその特別な意味を知ってしまったブライアンは、そんなタイミングでストロングマン仲間の親友ロバートに抱かれることになってしまう。
未経験ながらに尻も強靭かつ名器なブライアンは複雑な思いを抱えながら初体験にして劇的なノックアウトを相手に食らわせ、そして自らも食らってしまうのだった。
【主な登場人物】
「ん、ぁ、あ、……、ねえ、ドクターコウ?」
「なんでしょう?」
「あの、その、ドクターは、ぁ、……アナル、セックスには詳しい?」
「はぁっ?」
藪から棒にそんなことを言われたら、こっちも思わず色んなことを考えちゃうでしょ。
シてえの? サレてえの?
無駄に考えを巡らせながら気付かれないようにこっそり深呼吸、っと……。
いや、それは無いか。
少なくとも、お誘いの口調じゃないもんな。
んじゃ何? 疑惑でも掛けて来てる?
でも、今のこのご時世に、そんな乱暴にこんなセンシティブなことを聞いて来るかね?
施術台にうつ伏せで横たわる彼を僕は背後から眺めてみる。
そりゃあ、付き合いも長くなれば、単なるコンディショナーとカスタマーっていう関係からはみ出して、友達、親友みたいなノリに発展することもあるから、こういうことを聞かれることも、っていうか、かなりパーソナルなことも平気でべらべら喋るような仲になったりすることはもちろんあるでしょうよ。
でも、このお客、新進気鋭のストロングマンで、まだ若くて頭角を現して来たばかりで、僕みたいな専門のケアのところに頻繁に通うようになってからはまだ日が浅いんだ。
つまり、一般的……って言っても何をもって一般的とするのかの根拠が無いから、えーと、僕が思うには、まだこんなことを軽々しく聞けるほどの関係性は、この若いお客さんとは構築出来ていない、と、思うんです。
もちろん、体調とか筋肉、関節、骨格、いわゆる競技に関係しそうな部分の肉体のケアが僕の専門職であるからして、その分野に関しては初対面であろうとも、どこまでも深く、広くお話させていただきますよ。
でも、アナルセックス、ってその肉体のケアの範疇に該当しますか?
僕は、しないと思うんだけどなぁ。
……いや、すみません。自分、前科がありましたわ。
意気投合したってのもあるけど、若き日のブライアンと電撃速攻セックスしたのは若気の至りとはいえ、人のことをとやかく言える義理はありませんでした。
謹んで前言を撤回させていただきます。かしこ。
「その、あの、訳あって、で、で、出来るようになりたいなあ、なんて思ったりなんかしちゃったりなんかして、頑張ってみているんですけど、どうにも出来そうな気がしなくって。……ドクターなら、身体全般に非常にお詳しい方なので、その辺りにももしかして詳しかったりしないかなあ、と」
ふうん、一応は僕のことを『ボトム(受け)オーラがバリバリ滲み出ているからバレバレだぜ』とかは言ってはこないんだね。
まあ、こんなこといきなり言われる時点で、彼の中で『一番アナルセックスの受けをやっていそうな奴』に僕が認定されているってことなんだろうけど。
だってさあ、こういう言い方してくるってことはさあ、医学的な知識を欲しがっているわけじゃないでしょ? この彼は。
実践のアドバイスが欲しいわけでしょ? 彼は。
そいで、バリバリ実践してそうで、成功している人にアドバイスして欲しいわけなんでしょ?
やっぱ『ボトムオーラがバリバリ滲み出てる』って言われているのとおんなじじゃねえか! 自己どうどうどう……。
って勝手に決め付けちゃったけど、ええとですね、こういう言い方してくる、ってことは、突っ込まれる側として出来るようになりたい、ってことで良いんだよね?
あ、一応聞くか、直接。
「それは、ええと、単刀直入に言って、男根をアヌスに
「……えーと、あの、……はい」
はーん、デッカイ図体して恋する乙女みたいに恥らっちゃって、まあ、『可愛くないわ!』って言いたいところだけど、ゴメンねツボだわめっちゃ可愛い♥
それにしても、うーむ、いったい誰の男根を受け入れたいのか、ってのがちょいとばかり気になるところではありますが、そうか、そういう相談を僕にしてきちゃいますか、そうですか。
それじゃあ、ってんで、急遽特別ケアタイムを設けてちょっと手ほどきしようとしてみたわけですよ。
若い筋肉マンの下半身脱がせて、指で彼の尻穴を触診。
羨ましさを通り越して妬ましいほどのプリップリのおケツをナデナデしながらローションを尻穴に垂らす。
まあどのみち僕が嫉妬できるようなレベルの相手じゃないんですけどね。相手は若いストロングマンだ。勝負に、いや、試合にもなりません。僕に参戦できる資格が無い。
……ってかなあ、こんな未経験の若さ弾ける肉体に『受け入れたい』なんて思わせるジゴロな不貞野郎はいったいどこのどいつなんだい?
気になるなあ……。
色んな意味でなんか複雑な心境が拭えないまま、指の腹を優しく尻穴に押し当ててみる。
ん? んん?
すげえ括約筋。ガッチガチじゃん。
流石駆け出しとはいえストロングマン。ってか、こりゃあ難敵だ。かなり念入りに解さないと指一本入らないぞ?
「ね、もっと力抜いて、リラックスして」
「し、てる、つもりなんですけどね」
「いや、もっとこう、漏らしても良いからいきむくらいの気持ちで尻の穴緩めてよ」
「いや、これでも目一杯、気張ってるつもりなん、です、けど!」
ぇええええ!?
さんざあれこれやって、外から触った感じでは多少は括約筋のガッチガチな固さは取れたような気はしたものの、相変わらず指の先っぽすら入れられない。
こっちもだんだん堪えが効かなくなって、もういい加減良いだろ? と、力を込めて指を突き立てたら。
「あだだだだ!」
また括約筋のガッチガチが戻ってきちまった……。
なんかそこでお互いにぷっつりと気が途切れてしまって、また今度チャレンジしましょうか、ってその日はお開きになった。
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
StrongManK.O.One
OpusNo. | Novel-080 |
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ReleaseDate | 2021-12-23 |
CopyRight © | 山牧田 湧進 |
& Author | (Yamakida Yuushin) |
Circle | Gradual Improvement |
URL | gi.dodoit.info |
個人で楽しんでいただく作品です。
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(こちらは体験版です)
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