芸人 山野純三 (康) 体験版
【まえがき】
※[ご注意ください]
【あらすじ】
最初は
純三は康雄とのやり取りの中で、気持ち良くて仕方のない自分の身体に気付かされ、次々と開発されてゆく。そして、そこに康雄の変わらぬ愛を見つけ、康雄を愛する自分にも気付いてゆく。
幾つかの出来事を経ながら、深い絆と愛情を育んでいく康雄と純三の出会いからの半生を、双方の視点から描いた作品の康雄視点バージョンです。
【主な登場人物】
俺の名は、「山那 康雄」(やまな こうゆう)。とあるバラエティ番組のディレクターをやっている。太い男が好きだ。
お笑い芸人には多くのデブキャラが存在していて、結構目の保養になる。まぁ、中にはこんな貧相な体でデブキャラ気取るのかよっていうのも居るけどな。
でも大抵、肉付きの良い奴は笑いのネタにするためにデブをあることを利用しているな。何をやってもダメだったり滑稽だったり、食う時だけは張り切っちゃって主役みたいな。
なんていうか、そういうステレオタイプなデブキャラはもう少々食傷気味だ。
でも半年ほど前に一人、ちょっと毛色の違う奴を見つけたんだ。
そいつの名は「山野 純三」(やまの じゅんぞう)。年齢33歳、若手といっても十年選手で、今まで鳴かず飛ばず。結構な苦労人だ。
立派な体格をしているのに、それを誇張したりしないし、特にネタにもしないのだ。もっとも、元々は普通の体型だったみたいで、本人には太った自覚があまり無いのかも知れないな。
見方によっては自分の売り方を分かっていないとも言えてしまうのだが、苦労人なりに練りこまれたネタも持っていたりして実力的にはそんなに悪くない。むしろ、立派な体格はこの芸には不必要。いや、邪魔かも知れないな。
そんなわけで、俺は奴とお近づきになりたいという邪な考えで、自分の番組になんとか
番組内の整合性とか数字のこととかいろいろあるから、大した役は与えられなかったが、なんとかちょっとした一コーナーのレギュラーとして抜擢することができた。
奴は凄く喜んでいたし、張り切っていたよ。こんな端役でも、奴にとっては一大チャンスだったからな。
奴の頑張りは奴の芸人としてのランクを上げたようだった。俺の番組でも少しだが数字を上げてくれたし、そのせいもあってか、他の番組にもちょいちょい出るようになった。
きっと長年の食うにも困るような生活から脱却できたのだろう。日に日に若返って行くような、いや、元々持ち合わせていた若さを取り戻して行くように奴は輝きを増していった。
はっきりとした二重まぶたは一瞬やや老けた印象を持たせるが、その瞳は淡く透き通ったブラウンで年齢を度外視しても綺麗だ。
フルフェイスでかつラウンドの髭面は一見武骨に見えるかもしれないが、よく見れば髭は剛毛ではなく、ちょっと産毛に近い柔毛でありむしろ繊細な感じさえする。
薄い上唇も繊細かつセクシーだ。また、笑ったときに見える上顎の歯並びがとても大きな円弧を描いていて美しい。当然、頬は大きくなだらかに首と繋がっている。
普段は温和な表情をしているが、
他にも多様な表情があって、見る角度によっても表情が変わるが、その種類も多く、変化の幅も広くて、いくら見てても全然飽きないし、どの顔も良い。
格好良さも可愛さも兼ね備えた最高の顔だ。
身体つきも良い。
食いたいものを食えるようになったってこともあるのかもしれないが、ここ最近の奴の膨らみ方は半端でない。しかも、その膨らみ方は手足の先々まで万遍なく行き渡り、全体が一回りも二回りも大きくなったように見える。
こいつ、日本人では珍しい、貴重なバルクデブキャラだ。全体的に大きくなるから、余り太っていることが目立たないが実はどこもかしこも太いってやつだ。
この間、軽い世間話のノリで、
「純三、最近太ってきたんじゃないか? 100kgとか行っちゃってたりするんじゃねぇの?」
って聞いてみたら、
「いやぁ、実はこの間久しぶりに体重計に乗ってみたら、130kg超えちゃってましてねぇ……」
って照れ笑いしながら答えやがった。
そりゃ驚いたさ。確かに100kgという言い方はキリが良かったからそう言っただけで、俺の目測からすれば110kg台であろうとは思っていたのだが、130kgオーバーとは。
130kgとかいったら、あのデブキャラの大御所を超えてんじゃねぇか。しかも、純三はあの大御所より背丈が低い。
外から見た感じじゃとてもそこまであるように見えないんだがな。俺の見る目が無いのか、いや、俺は太い男にはそこそこコダワリがあるんだぞ。
するってえと、全体的に太い上に着やせするタイプってことか。これは是非とも脱がして見てえな。
声も良い。
芸のために頑張って高い声を張り上げていることが多いが、普段は男っぽさが強調される低い声だ。厚みとハリ、艶があって、優しさと大らかさ、そして、力強さを感じさせる声だ。
こんな声で耳元で甘く
性格は温厚で実直、控えめな奴だ。
俺は好きだが、こと芸人という職業の観点から言えば、それらは全部弱点だな。何で芸人などという道を選択したのか、ちょっと疑問に思うレベルだ。
その内側に秘めているものが表に出ているものと同じか違うのか。覗いてみたい気もするが、今の付き合いのレベルじゃ俺には見抜けないな。
結局、この男は幾つものモテ要素を兼ね備えていながら、幾つかの点で計算間違いをしていて、結果としてやっとそこそこ売れた芸人というレベルに落ち着いている。
奴のファン層はこともあろうに9割方男だった。そりゃそうだ、奴の魅力はそこらの女どもなんかにゃ分かりはしねえ。
普段は目の保養で済ましている俺でも、こいつだけはなんとかモノにしてみたい、って思ってしまった。かと言って、普通にアタックするわけには行かないな。
こそこそとかき集めた情報によると、奴はどうやらちょっとずれた性癖をしているらしい。これが可愛いニューハーフとかだったら、竿付きでもOKしてくれるかも、ってとこだな。だが、残念ながらこちらのケがあるわけでは無いようだ。
ここはディレクターの立場を利用してでも……、ちょっと可哀想だが、
そんなわけで、とある日、重要な話があると言って奴を呼び出した。普通ならマネージャーも一緒に呼ぶのが筋なのだろうが、特別な話ということで本人だけ来るように言った。しかも呼び出した先はなぜかホテルの一室。思いっきり怪しいよな。
約束の時間が近付くと部屋の扉がノックされた。来たみたいだ。
扉を開いて奴を迎え入れる。
「おはようございます」
奴はオドオドと様子を窺いながら部屋に入ってきた。
やっぱり不思議そうな顔している。ちょっと
奴もそんなことを気に出来るほどの売れっ子になったかと思うとちょっと感慨深いな。
「まぁ、とりあえず座ってくれ。ちょっと飲まないか。腹を割った話がしたいんだ」
「はい……、失礼します」
奴はゆっくりと静かにベッド脇のソファに座った。ホテルの備品のソファが既に窮屈そうだった。
俺は用意しておいたウィスキーでかなり濃い目の水割りを作って差し出した。
「い、いただきます」
奴は緊張のせいか、飲むペースが速い。
まぁ、その方が俺には好都合かな。すぐに顔が紅潮し始めて酔いが回り始めているのが傍目にも分かった。すでに涙目になっているようにも見えるが、酔いのせいなのか、近眼のせいなのか。
畜生、酔った顔がますますセクシーに見えるぜ。我慢できねえよ。
「で、あの……重要な話って……なんですか?」
最初から気になっていたであろう話題にこちらからは切り込まなかったので、とうとう奴の方が
よし、ここからが勝負だ。
「実はな、おまえ最近ちょっと調子悪いだろ。正直ちょっと飽きられてきてるんじゃないかと思ってな。他の奴らも『飽きてきた』とか抜かすんだよ。俺も、まあ……、正直そう思う。だから、この番組のレギュラーもそろそろ考えなきゃいけない時期かなと思っているんだ」
ああ、俺って卑怯な奴だな。
「そんな! 僕、なんとか頑張りますから使ってください!」
奴の訴え掛けてくる顔は、凄く真剣で、その鋭くも哀願する眼差しにドキドキさせられる。全然状況が違うのに、思い詰めた告白でもされたかような気分になってしまったのだ。
俺は必死に取り繕った。
「そう言われてもな……」
実際のところ、今の奴の状況だったら、俺のところの仕事なんて失ったところで痛くも
でも、奴は食い下がってくれた。もしかしたら、長年の下積み生活が、一つ失うことの重要性を身に染ませていたのかも知れないな。
重い空気が立ち込める。奴を
「ところで、この業界って女優やアイドルが仕事を取るために男と寝るって話を良く聞くよな?」
突然の話題の展開に奴はキョトンとしている。
「……あぁ、枕営業ってやつですか、良く言いますよね。本当にあるのかどうか知りませんけど」
「本当にあるとしたら、おまえはどうする?」
俺は純三を試すような視線を注いだ。
純三は返答に困ったように作り笑いで言う。しかし、話しながらも気が付いたみたいだ。
「どうするも何も、僕には関係の無いことでしょうし、どうもしようもないっすよ。……ぇえ?」
純三が困惑した表情を浮かべている。ちょっとだけ情けない感じになるこの顔も俺は大好きだ。
俺は諭すように純三の肩に手を置いた。
「どうしてここに呼び出したか、分かるだろ?」
純三は
「ぼ、僕がですか……」
俺は無言で
「でも、……どうすれば……」
「まずは、服を脱いでみたらどうだ」
そこそこ売れてきたといっても、奴も生活が掛かっていて必死だろうに。
俺は悪い奴だ。
それにしても、純三はやはり抵抗してこないんだな。俺が立場を利用をして強要しているから、仕方がないとも言えるのかもしれないが、男相手はいくらなんでも嫌だとか、気持ち悪いとか言わないんだな。あまり性別に頓着しない奴なのか、それとも、よっぽど仕事熱心なのか。
様子を伺っていると、純三は覚悟を決めたのか、緊張の面持ちのまま立ち上がり、やや上を見据えながらシャツのボタンを外し始めた。
酔って顔が赤くなってはいるがちょっと
(おまえは女を抱くときもこんな風に服を脱ぐのか?)
徐々に隠されていたオスの色香が開放されてくる。
普段の衣装がキツいというのもあるだろうし、やはり着痩せするタイプなのでもあろう、衣服を脱いだその姿は思いの外大きく、肩幅もあり胸板も厚かった。そして、やはり手も足も太い。
胸元に僅かに茂る月輪熊の模様のような形をした胸毛がセクシーだ。
背中周り腰周りは体毛も少なく艶々としている。すべすべとしていそうな綺麗な肌だ。
早く触れてみたい。
「大丈夫だ、悪いようにはしない。君はただ俺に委ねてくれていれば良いんだ」
俺はまるで安っぽいドラマの台詞のような言葉を発しながら、緊張と混乱で強張り、小刻みに震えている純三の身体をベッドへと導き、ゆっくりと押し倒す。
思った通り。いや、思った以上の肌触りだ。ふんわりと柔らかく、でも、ダレていない。少しだけ汗ばんでもっちりとしている。
ほのかに漂う体臭は最高に良い男の香りだ。
酔いのせいもあろうが、緊張と恥ずかしさで紅潮している顔はまるで初体験を
……本当はもっといろんなことをしたかった。
その大きくてなだらかな張りを持つ胸を
その男らしい尻毛に覆われた大きな二つの尻たぶを
もっと奴が嫌がって抵抗してくれれば、強制的に抑え付けるように好き勝手できたかもしれない。でも、奴は自らを抵抗しないように律してきた。それでなんだか、無理強いを強行し続ける気力を少し殺がれてしまった。
いや、もしかしたら、嫌われることを恐れる気持ちが頭をもたげてきたのかもしれない。
無理強いを続けたい気持ちと嫌われたくない気持ち、その矛盾が導き出した結論は、『純三を極力乗せよう』ということだった。
俺は今、純三が嫌がっているところを見たいのではない。純三の恥ずかしいところを存分に見て、味わいたいのだ。だから、俺は純三の気分を害するようなことは極力したくなかった。無理強いをしている時点で既に矛盾してはいるのだが。
俺はまだ、純三が男に対してどこまで寛容でいられるのか、判断が付けられていなかったから、キスをしたり、首筋や乳首などに舌を這わせたりすることはできなかった。
考えを巡らせながら、俺は純三の身体のあちこちをスルスルと撫で回していた。
ひとしきり質感を楽しんだら、徐々に愛撫の重心を中心の方へと近付けていく。下腹部や太股の内側を刺激して自然と意識を集中させるのだ。
そして、ついに愛撫の手は奴のお宝に辿り着く。まだ幾分緊張しているようだが、やわやわと揉みしだくとそれでも徐々に勃起してきた。
正直、たいして大きくない。いや、はっきりと小さい部類だ。それでも確実に短い長さに対して、太さは比較的ある。あくまでも比較的だが。
しかし、俺はなんだか凄く嬉しかった。なんて言うか、そう、純三らしい。
怒張し過ぎないそのモノからは行き過ぎた若さは感じられないが、こんなところにまで『気は優しくて力持ち』のオーラを感じさせる。
紛れも無くこれは純三そのものだと思った。
玉袋もさほど大きくは無く、竿の勃起と共に早くも縮み上がって、恥丘と同化してしまっている。
この一体感のあるフォルムも嫌いじゃない。
全部良くしてやりたい。
俺は純三の純三を優しく、全体を包み込むように
純三は突然の快感に思わず、
「うぁっ」
と、声を漏らした。
その後は黙ったまま顔をしかめている。しかし、みるみる上気し首元から上が紅潮してゆく。我慢しているのは明白だった。
ようし、それならとことん責め抜いてやる。我慢できない程
俺は快感が強くて、抵抗感の少ないと思われる股間とその周辺を中心に責めと愛撫を繰り返した。
「んんっ」
我慢を突き破って純三の声が漏れる。
おお、そうか、ここの筋のところが好みなんだな。よしよし、大好きなところはいっぱい可愛がってやるぞ。
「んはっ」
ん。玉を揉まれるのも好きか。うんうん、まとめて面倒みてやるぞ。
「くううっ」
純三のガニ股がワナワナと揺れる。そうそう、内腿の付け根を愛撫されるともっと良いだろ。
荒々しく見えて、しかし、丁寧で的確な刺激を重ねてやる。
次第に純三の息は荒く、抑え込んでいたはずの声が大きくなる。
「っうぅ。むう!」
どうだ?
恐らく、他人にここまで責められるなんてことはこれが初めてなんだろう。
まさか、おまえの中にそんな弱点(いや利点か?)があるなんて気付きもしなかっただろう。
おまえの身体は気持ち良くって、気持ち良くって仕方のない身体をおまえは持っているんだ。
そうだ!
もっともっと、気持ち良くなってしまえ!
奴は懸命に
「んう」「ぐふっ」「んああぁ」
この最高に良い男の色気、本気で感じている本気の喘ぎ。最高に可愛くて、最高に格好良い。
たまんないぜ。
「ぁあっ、っもうっ、っあかん!」
奴の怒張が一段大きくなり、俺の口内を圧迫する。
来たな、最高の瞬間。たっぷりと味わせてもらうぜ。
「ぐあああっ!! ……っく、……っく、ぐぅ……」
絶頂を迎えた時の奴の声はまるで雄叫びのようで、いつもの声よりもオスが勝っていた。
我慢しきれずに硬さを突き破って放出する3しゃくり。ふっと力が抜けて本能のままに
オス全開の濃厚な液体はさすが男盛りの質とボリュームで、思わず関心してしまうほどだ。
んふう、たまらなくうまい!
今、俺は最高な男の最高に男な部分を手に入れた!
ぜいぜいと荒い息と共に、満足気な怒張は穏やかに平穏へと向かう。
純三は少し呆然とした感じで、焦点が定まらないような
だが、止めてやらない。
初めて快感の深みを知った身体がそう簡単に収まり付くものではないのだ。
いや、俺がそんな簡単に収まり付かせたりさせない。ここは俺様お得意の集中攻撃だ。間髪入れずに攻め立ててやる。
おまえの、もう一つ新しい扉を開いてやる。この扉を開いてやれるのは、俺だけだ。
嫌でも俺にすがって来てしまう身体にしてやるぞ。
(こちらは体験版です)
(こちらは体験版です)
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(こちらは体験版です)
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芸人 山野純三 (康)
OpusNo. | Novel-007 |
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ReleaseDate | 2014-10-18 |
CopyRight © | 山牧田 湧進 |
& Author | (Yamakida Yuushin) |
Circle | Gradual Improvement |
URL | gi.dodoit.info |
個人で楽しんでいただく作品です。
個人の使用範疇を超える無断転載やコピー、
共有、アップロード等はしないでください。
(こちらは体験版です)
【デジケット限定パック】芸人 山野純三(康純セット) - DiGiket.com