精液侵略バトル ~異種格闘戦~ 体験版

Cover


【まえがき】


※[ご注意ください]



【あらすじ】


 多額の投資を受けたにも関わらず、それに見合う成績を残せなかったアスリート達は『契約打ち切り回避のためなら何でもする』と契約の更新延期を懇願した。


 成績と宣伝効果で責務を果たせないのならば、資金を集められる別の方法を。

 そうして、出資者の提案により、投資に見合うだけの価値があるエキシビションが考案され、その出場者として出資者の嗜好に合うパワー系アスリート4人が選出された。


 彼らはいずれも成績こそ振るわないが、(パワー系として)容姿に優れた若者で、かつ、それぞれに異なる競技の選手だった。


【目次】


表紙

まえがき

あらすじ

精液侵略バトル ~異種格闘戦~

奥付

精液侵略バトル ~異種格闘戦~

 ビビビビッ。

 僅かな、しかし、麻酔切れかけの眠っている身体を起こすのには十分なほどの電流が4人のアスリートの体内を駆け巡った。


「うっ……」

「うわぁ」

「な、なんだ今の?」

「……」


 そして、次の瞬間、目覚めた4人はその異様過ぎる光景を目の当たりにして二度見、三度見。

 それから、一斉に顔が歪んで、口々が叫ぶ。


「なんじゃこりゃあ!」

「ど、どどど、どうなってるんだっ!?

「ぁああありえないありえないありえない!」

「ぉぉぉぉ」


 同時に、飛び上がるような動きを見せる者もいたが、腰ベルトががっちりと椅子に固定されていて、椅子もまた動かないように固定されていたため、立ち上がることすらできなかった。


 4人は麻雀でもするかのようにお互いに向き合って座らされていた。

 しかも、極限まで距離を詰めるように、干渉する足を左隣りの太腿の内側に、右隣りの太腿の外側に、お互いのむちむちに太い腿や膝が擦れ合うほどに密着させられた位置取りをさせられていた。

 また、固定された透明な椅子に括り付けられているのは腰だけではなくて足首もだった。

 そして、彼らの姿は全員、一糸纏わぬ全裸だった。


 だが、それだけだったら、ここまで大きな混乱は起きなったかもしれない。

 彼らをパニックに陥れた要因は大きく3つ。

 一つは、彼ら全員が目覚めたばかりで性的興奮も一切無いにもかかわらず、既に完全勃起状態にあったこと。勿論、朝勃ちでもなく。

 もう一つは、その勃起の周囲に、いつもなら必ずあるはずの陰毛が見当たらなかったこと。全員がつるつるのパイパンに除毛処置されていたのだ。

 そして最後の一つ、最大の要因が、その勃起の先端からチューブが伸びていて、中央で交わるように固定されていたことにあった。


 チューブで繋がる4つの勃起。

 そして、そのチューブの中には何やらおどろおどろしい緑色、少し暗くてモスグリーンと言った方が近いだろうか、そんな感じの半透明にも見える、球体のような、若干サイコロに近い形のような気もする物体が詰まっているように見える。

 そんな、非日常でもありえないような光景を、半分理解するだけでもかなりの時間を要し、そして、どうにも理解できない残り半分のインパクトが彼らの平常心をぶち壊したのだった。




「まぁ、諸君。取り敢えず、落ち着いて、話を聞きなさい」

 混乱で興奮冷めらやぬ様子の彼らではあったが、時に厳しく従順を要求されるアスリート達なだけあって、何とか声を抑えることだけはできたようだ。


「君達は本来、スポンサー契約を解除される身分だった。しかし、君達は契約の続行を望んだね? そして、そのためだったら『何でもやる』と宣言した。そうして、君達は『何でもやる』ために全身麻酔を受けて、そして、目覚めた。それが今現在なわけだ」

「……ぅ……」

「分かるかね? これから君達にしてもらうこと。それが、契約更新のための条件だ」

「な、何をしろと言うんです!?

「まぁ、落ち着いて。どうしてこんなことになるのかをまずは説明しようじゃないか。君達も現実を知れば、今よりも冷静に受け入れられるようにもなるかもしれないし」

 4人は興奮と混乱に惑わされながらも、固唾を飲んで次の言葉を待った。


「君達の契約を継続するためには資金が必要だ。勿論、資金を出すのはスポンサーの役目なわけだが、スポンサーだって黙ってタダで金を出すわけじゃあない。当然、それ相応の見返り、リターンがあると見込むからこそ資金を提供することが可能になるのだ。しかし、君達は十分なリターンを生んでくれなかった。リターンが無ければ資金は出せない。分かるね?」

「……はぃ……」

「だが、君達は引き続き資金提供を受けることを望んだ。『何でもやる』と言った。ギブアンドテイクを成立させるためにはどうしたらいいか? 競技の結果でリターンを生めないのならば、別の何かしらの方法で生むしかない。君達が君達の競技以外のことで金を生める方法を」

「……」

「そして、様々な検討の結果、ようやくこうして資金を得る手段にたどり着くことができた、というわけだ」


「あの、それと我々が素っ裸なのとはどういう関係が?」

 一番の衝撃である完全勃起と、その勃起がチューブで繋がれている件には直に触れることができずに、少し控えめな質問だけがなされた。

「君達にはこれからゲームをプレイしてもらう。君達が普段やっている競技とは別の競技をね。君らは全員競技種目がバラバラだから、異種格闘戦とでも言ったら良いかな? そして、その競技を出資者に観戦してもらい、その対価として資金の提供を受ける、と、こういう流れだ。君達本来の競技ではないとはいえ、競技を見てもらって対価を得られるのであれば、君達もまぁ納得の行く範囲であろう?」


「でも、こんな格好で……」

「止めるかね?」

「……」


「それでは競技のルールを説明しよう。競技内容は至ってシンプル。『射精競争』だ。しかし、ただ早く出せば良いとか、遠くに飛ばせば良いとか、回数を多くこなした者勝ちとか、そういった競争ではない」


 ここまでの説明でも4人はさらなる混乱を極めた。

 全裸で完全勃起状態と来れば、そういったたぐいの競技になってもおかしくはない。

 いや、理屈は分からないでも……いいや、分からない。そんな理屈があってたまるものか。

 いくら見世物になることで金を得ると言っても、こんな見世物があってたまるか、と。

 だが、その一方で、提供を受ける資金の金額を考えると、やはり、そうそう普通のことでは済まされない、ということも頭の隅っこには浮かんで来てしまうのが現実だ。

 そう思えば納得のしようもある。

 ……と言いたいところだが、やはり言われた内容が内容だけに、そう簡単には納得できない、したくない、のが4人の本音だ。


 君達に麻酔を掛けさせてもらっている間に、見て分かるとおり、尿道にチューブとカテーテルを1本ずつ装着させてもらった。

 このカテーテルは特殊なもので、膀胱まで挿入され膀胱の出口のところで完全に癒着させている状態にある。

 その先端を透明なメスシリンダーの中に垂らしている管の方がそれだ。


 膀胱に接続されているカテーテルは、膀胱で癒着している部分だけは強固にしてあるが、管となっている部分は非常に薄くできている。

 そのため、普段はほとんどただの膜といったレベルで尿道の邪魔をせず、挿入されている違和感もほとんど感じないであろう。

 ただし、排尿時に限り、この管が膨らんで導尿し、尿はメスシリンダーへと注がれる、という寸法だ。


 一方、尿以外の体液は全て、普段と同じく外尿道口、別名『鈴口』とも呼ばれる陰茎の先端の出口のことだな、その外尿道口を経由するようになっている。

 その出口はそう、君達4人の勃起を繋いでいるチューブに繋がっていて、君達それぞれの外尿道口と完全に癒着させている状態にある。


 ということは、どういうことになるか? 分かるかね?

「……??……」

「まぁ、簡単に言うと、精液や先走りは4人に繋がれたチューブの内側に出るようになっていて、小便はチューブの中には入らない、ということだ。なお、このチューブとカテーテルは生分解性で、丸一日、遅くとも丸二日も経てば細かく溶解して尿とともに完全に排泄されて消えるので安心してくれたまえ」


「……射精すると、このチューブに出るってわけか……、ってこれ、よく見たら真ん中に全員の分が混ざるようになっているんじゃないですか!?

 そのとおりだ。だから、このチューブの内側の世界で、君達には精液による侵略競争を行ってもらう。

 より大量の精液を放出し、強い射精圧でもって他者の尿道や前立腺を侵略した者が勝者だ。

 別な言い方をするなら、『精液による陣取り合戦』だな。

 勝つ者は射精をするだけで済むが、押し負けた者の体内には勝者の精液が流入してくるわけだ。


 チューブ内に抹茶色したジェルビーズがあるだろう?

 チューブ内が空洞だと、それが満たされるまで何も起きない、つまらない闘いとなってしまうため、極力隙間を生じさせないように詰め込んだものだ。

 しかし、ジェルビーズの役割はそれだけに留まらない。

 このジェルビーズが、精液の流れを分かり易く可視化してくれるとともに、敗者の体内へ精液とともに流入していき敗者の尿道や前立腺を擦り上げ圧迫刺激する、それが敗者に与えられる罰にもなる、という寸法だ。

「えっ」

「なん……」

「そんな」

「ぅ」


 仮に他者の精液が体内に流入してきたとしても、膀胱はカテーテルで完全に塞がれているため、膀胱までは逆流しない。

 癒着させている部分にはそれなりの強度をもたせているからね。

 つまり、流入した液体は行き場が無く前立腺や尿道に溜まる一方となる。


 ただ、前立腺も全くの袋小路というわけではない。

 精子の通り道である射精管や、前立腺小室、別名『男の膣』とも言われるミューラー管残遺物(男子膣)など、いくつかのごく小さな穴がある。

 尿道や前立腺内に抱えきれない体液は、これらのより小さな穴々にまで浸透していくことであろう。


 どうだね? 面白いゲームだろう?

 本来なら出す一方であるはずの器官に、本来なら入るはずのない他人の精液が侵略してくるかもしれないのだから、興奮することこの上ないはずだ。

 4人の顔色がさっきよりも青ざめた。


(こちらは体験版です)


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精液侵略バトル ~異種格闘戦~


OpusNo.Novel-051
ReleaseDate2018-10-12
CopyRight ©山牧田 湧進
& Author(Yamakida Yuushin)
CircleGradual Improvement
URLgi.dodoit.info


個人で楽しんでいただく作品です。

個人の使用範疇を超える無断転載やコピー、
共有、アップロード等はしないでください。

(こちらは体験版です)

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