5,と過ごす犯られ三昧ツアー 体験版
【まえがき】
※[ご注意ください]
【あらすじ】
とある特殊な更生施設で、歴代最優秀更生者である利根 万道(とね ばんどう)が三年近い社会勉強期間を経て、更生指導員としてこの施設へと戻って来た。
施設側からも暖かく迎えられた万道だったが、実はこの施設、取り扱う対象があまりに特殊で、かつ、末端の最終更生施設となるため需要が決して多いわけではなく、最悪一人でもなんとか回せるところに、所長の渡良瀬、主任の吾妻と既に二人居て、万道は三人目。
少々人員が過剰気味になってしまった。
そこで、万道は考えた。
要請が無く更生対象者の居ない、施設と時間が空いているときを活用して、自分らしい仕事をすることで収入の足しにしようと。
そうして始めた副業が、合意監禁強姦サービス。
万道に無理やり犯されたいと願う顧客をお望みどおりに襲ってあげるという、元5,(強姦魔)ならではの、元5,らしい万道自身の特性を最大限に活かしたサービスだった。
そのサービスはフルコースともなると一泊二日にもおよび、一昼夜かけて万道が何度も顧客を犯すという、精力性欲狂いの万道にとっても少々キツい仕事となる。
施設のメンバー全員が認める上客からのオーダーが入ったようだ。
今回はこの顧客と一緒に、万道が全精力を込めて行う合意監禁強姦サービスのフルコース、5,と過ごす犯られ三昧一泊二日ツアーをこっそり見学してみよう。
【主な登場人物】
【目次】
常に持て余し、ときに制御不能に陥るほどの性欲と性力を持ち合わせていた性豪、利根 万道(とね ばんどう)。
彼は、脅したり暴力を振るったりというようなことこそしないものの、衝動的にその巨体でもって相手を抑えこんで、無理やりコトに及ぼうとしてしまったことが何度もあって、31歳にして、既に未遂を含め強姦罪や強制わいせつ罪など性犯罪の前科を5犯も積み重ねてしまっていた男だった。
罪の内容がまだ比較的軽かったため刑期は長くはなかったが、その若さといい、性質といい、再犯の可能性が極端に高く、できれば釈放は避けたい人物であった。
彼がそれまで持っていた性の世界は非常に狭く、彼が暴走してしまうときは常に女に突っ込むことしか頭になかった。
しかし、残念ながら彼は、ファーストコンタクトの段階で女に好かれる可能性がゼロになってしまうという、女にとっては残念な容姿をしていた。
一言で言って、彼は浅黒髭もじゃ筋肉デブ。黒熊と形容され、黒豚と言われることも偶にある。
健康そのものの立派な身体だが、男臭さに過ぎているのが玉に
がっしり筋肉、たっぷり脂肪。艶々浅黒肌に、顔だけじゃなくて全身毛むくじゃら。
ただでさえ、女には怖がられやすい見た目なのに、性欲がフライングで
これじゃ、女は逃げる。
そこで、逃げられてしまえばまだ良いのだが、逃げきれずに捕まえられてしまったら大変だ。
そのまま覆い被さってきてホールディング。そして、闇雲に局所だけをオープンにして接合しようとする。
しかもこれ、本人の弁によると、こういうときの記憶がほとんどすっ飛んでるらしい。
だが、そんな猪突猛進野郎は特殊な私設の更生施設へと送り込まれ、そこで尻の快感を覚え込まされて男に目覚めてしまった。
しかし、そもそもそれが、その施設の狙い。
その施設では、女に突っ込むことしか頭にない男に突っ込むこと以外の快感を発掘させ、突っ込むこと以上の性感へと育てることで相対的に女に突っ込みたい欲求の順位を低下させ再犯を防止する、という特殊な更生カリキュラムを組んでいた。
この男は狙い通り、いや、狙いを大きく超える超優良な反応を見せ、施設を出る頃には、むしろ、女など眼中に無いといういうくらいに真逆になってしまっていた。
というより、施設の更生担当主任である吾妻 馬熊(あがつま まぐま)に抱かれて
まともな恋愛をしたことがなかった万道にとって、いわばこれが初恋であって、万道の恋愛対象と性向は完全に男の方に向くようになってしまったのだった。
そして、実は吾妻の方も、この万道のことが愛おしくなってしまっていて、万道が施設から返されるときは、相思相愛の二人が引き離される、という状態にまでなってしまっていた。
しかし、その出会いの特殊性から、普通のやり方では再会することすら叶わなかった。
更生施設としては最終末端の施設という扱いになるので、いくら再犯を犯そうが、二度とこの施設に送られることはない。
この施設でも更生できないなら手の
普通に会いに行こうにも、その施設は場所すら極秘で、アクセスルートにも途中でゲートがあり、一般人は通行止め。
だから、本来なら、二人は二度と会えないはずだった。
しかし、吾妻が万道に向けた最後の言葉は決して万道を突き放してはおらず、まるでゆくゆくは再会ができるかのような言葉であった。
その結果、この言葉と、そして、万道の吾妻に対する想いが、万道に再会を可能とするただ一つの方法を
それは、万道自身が吾妻と同じ更生担当員の立場になること。
つまり、同じ職場の人間になることで、吾妻と再び会えるということに万道は気付き、万道はそれを目指して社会勉強をしながら生きてきた。
それから、三年近くの月日が経ち、ようやく、その念願が叶って、万道は吾妻と共に暮らせるようになった。
万道が直接更生施設にアクセスできる手段は無かったのだが、万道を更生施設に送り込んだ刑務所に
つまるところ、更生施設側も、当初から万道に来る意志がある場合は迎えようと考えていたことになる。
施設の特殊事情から、施設の人間はその施設に住み込みとなる。だから、この施設で働くこと、それはイコール、同居することを意味するのだ。
とはいえ、そもそもこの特殊な更生施設が使用される頻度はそれほど高くはなく、だからこそ、最悪一人でもなんとか切り盛りできる程度だったりもするのだが、そんなところに、二人(所長の渡良瀬を含めると三人)居ては、人材が余り気味になる。し、資金繰りも辛くなる。
そこで万道は、余裕のある時間を他の新たな仕事に振り分けようと考えたのだ。
それが、
【完全予約制合意監禁強姦サービス】
万道が自分の性質を最大限に活かす仕事を考えた結果出来たものだった。
それは、更生ではなく、言わば未然防止の方面で役立つであろうサービス。あるいは、単に特殊な性的欲求に答えられるサービスであるとも言える。
その特殊な性的欲求とは、ずばり『犯されたい願望』。
強姦されることを望んでいる人に対して強姦してあげるという、元強姦魔ならではのサービスを、万道は思い付いたのだった。
望まれている時点でそれを強姦と呼べるのか、といったツッコミは置いておいて、顧客合意の上で強姦まがいの性交を提供するサービスを始めたのだ。
場所は更生施設をそのまま使用した。
更生施設はそんなにいつでも更生対象者で埋まっているわけではない。
そもそも、特殊な性犯罪者に限られる、しかも、最終末端施設だというのに、そんなに需要があってはならないだろう。
だから、施設が空いているときだけ、このサービスの予約を受け付けた。
施設の稼働率も上げられる、一石二鳥の案であった。
一方、場所も極秘でサービス内容も極端に特殊なため、集客には非常に気を使った。
個人情報の取り扱いもさることながら、施設の情報についても必要以上に顧客に知られてはならない。だから、大っぴらな宣伝など絶対にしない。
レアな情報を根気強くリサーチした者だけが、このサービスの情報に辿り着ける。
しかし、それでゴールというわけでもない。
サービスを望んだとしても、すぐに予約が取れるわけではなく、特秘を維持できるだけのリテラシーを持ち合わせている顧客であるかどうかを厳しく試される。
顧客の希望もリサーチしておかねばならず、それがこちらで提供出来るものであるかジャッジし、あるいは調整しなければならない。
そのため、事前にネット上で念入りな確認のやり取りが何度もあって、それを全てクリアできた顧客だけが、この施設に来ることを許された。
「契約成立、かな?」
万道は顧客との数十度にも渡るやり取りの履歴を見ながら、吾妻と渡良瀬にも協力してもらって作成したチェックシートにチェックを付けて、条件を完全に満たしているかどうか確認していた。
うん、これなら大丈夫だろう。日取りについても、よほど緊急の依頼でも無い限り更生施設が空いているから、機材も存分に活用できる。
万道は契約成立のメールを送信してから、取り急ぎ吾妻と渡良瀬へ報告しに、ドタドタと走った。
「決まりました。フルコースです」
「おっ、おめでとさんっ。いやぁ、ここのところ閑古鳥だったから助かるよ」
「いえ、元はといえば俺が我侭言って雇ってもらっているんで、これくらい何てこと無いです」
万道は今や、すっかり礼儀正しい更正指導員である。
「いや、それは吾妻くんも僕も望んでいたことだからね、全然構わないことだよ」
吾妻の名が出て、ほんのり頬を赤く染める万道。しかし、
「それより、今回の客は結構な上客なんだろ?」
(ここで言われた『上客』の意味は、金払いが良いことは勿論だが、万道のやる気がより出る、いわゆる良い男であることを指している。)
そう渡良瀬に聞かれると、
「ええ。いつも以上に気合いが入りますよ。フルフルコースですね」
と、万道は現金な顔を覗かせた。
吾妻はそんな万道の態度にちょっとした嫉妬心を芽生えさせる。
「それじゃあ、今回は補助する必要も無さそうかな?」
吾妻の言葉に万道はぎょっとし、頬の赤みが瞬時に消えた。
「ちょっ、待ってくださいよぅ。そりゃ確かに、出来る限り俺一人でやりますけど、もし体調管理をミスったりでもしたら完璧なサービスを提供できなくなっちゃうんでそんときはお願いしますよぉ?」
「んんっ? そうかあ。仕方ないなあ」
吾妻は万道に頼られる自分にちょっぴり自慢気だ。
一方、万道は少し顔を
「何やかんや言って、吾妻さんだって期待しているくせに」
監禁強姦サービスのフルコースは一泊二日という長丁場になるため、合間に食事休憩なども挟む必要がある。
吾妻は料理が上手でお料理番でもあるので、少なくとも顧客への料理提供も吾妻の手を借りることになるのだが、大抵の場合、結局は吾妻も顧客への強姦サービスに加担するのがいつもの流れだった。
なんせ、吾妻だって万道の先輩。元はといえば前科3犯の強姦魔だったのだ。
だから、突っ込むことなら大得意。
それに、万道が顧客サービスに集中してしまうと、その間の吾妻の相手が居なくなってしまうのだ。
いや、正確には所長の渡良瀬が居るには居る。
しかし、実際には、ついつい顧客サービスと言い訳しながら吾妻も乱入していってしまう、ということがほとんどだったのだ。
突っ込まれることを望んでいる、どころか、むちゃくちゃに犯されたがっている男性客。それが、万道や吾妻の性欲を掻き立てるような良い男とあれば、同じサービスのつもりであっても少々盛ってしまうのも致し方ないところか。
「日取りに余裕が無いんで、早速調整に入りますね」
万道は気を取り直して宣言した。
ここで言う『調整』とは、顧客にサービスできるだけの体制を整える準備だったりいろいろだが、要するに『セックスしないで溜めに入るよ』という宣言である。
「え? 今から?」
吾妻が不安そうに尋ねた。
実はこの宣言、万道だけでなく吾妻にも影響がある。
万道が準備のためにセックスしなくなる
「とりあえず、一発やってからにしない?」
しかし、万道はきっぱりと、
「何言ってるんですか。日程とサービス内容を考えたら、いくら底無しザーメン野郎の俺でも、もう調整に入っておかないと
万道、こういう仕事はきっちりとやる主義である。
「それより、吾妻さんもしっかり体調整えておいてくださいよね?」
「わ、分かってるよぉ」
少し不服そうに答えた吾妻に、万道は外からは分からない程度の苦笑いをしていた。
(結局、吾妻さんも
来客は3日後。
3日間抜かないだなんて、手コキなら1日最低3発は必至という、異常と言えるほどの精力と性欲を持つ万道にはとち狂ってしまいかねないほどの苦行だ。
でも、それくらいのことをしないといけないくらい、フルコースのサービスは給仕側にとっても過酷なものなのだ。
そして、それだけのことをするだけに、サービス開始時には、それはもう、本気で強姦に
(こちらは体験版です)
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5,と過ごす犯られ三昧ツアー
OpusNo. | Novel-043 |
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ReleaseDate | 2017-08-19 |
CopyRight © | 山牧田 湧進 |
& Author | (Yamakida Yuushin) |
Circle | Gradual Improvement |
URL | gi.dodoit.info |
個人で楽しんでいただく作品です。
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(こちらは体験版です)