御恩返し返し 体験版
【まえがき】
※[ご注意ください]
【あらすじ】
とち狂った先生達の暴挙と、そんなときにだけやけに従順に先生に従う生徒達の連携プレーにより、校内で何度も公開射精させられるハメになった俺、出水田陽出。
ようやっと卒業の日を迎えることになり、数々の理不尽な公開射精を振り返りながらも、俺は清々しい気分になっていた。
ここの先生達と縁が切れれば、もうこんな目には合わずに済むようになるだろう。
そして、俺の大好きな柴崎とは、次の学校でも一緒だ。
玄川? ああ、あいつは成績が足らなくて、親の権力使っても俺達が進学する学校には不合格どころか受験すらさせてもらえなかったよ。
つまりは、この学校で蓄積した俺の懸念材料が完全にクリアになるのだ。やったね!
感慨に耽っていると、玄川が妙な提案をしてきた。
何? 先生達に御恩返し?
まぁ、今までやられてきた分くらい、やり返しても良いかもね、と気軽にOKしたら、卒業式の後、玄川はきっちりと先生達と多くの生徒達を集めてきた。
かつてない人数がごった返す理科実験室で、先生達を取り囲んでの御恩返し……のはずが、その先にはまさかの大曇天返しが……。
【主な登場人物】
「あー、いよいよ明日で、この学校ともおさらばかぁ」
俺、出水田陽出は、やっとこの学校を卒業します。
いやー、長かった。特に後半は。
俺の学校生活は後半に入ってから、特に劇的に変動した。
それもこれも、事の発端はあの保健の授業からだった。
保健の授業だというのに先生はいきなり実技演習をやるなどと抜かしやがって、しかも、災害救護の訓練とかでもなく、年頃の奴なら大抵は妄想するであろう性教育の実技演習を実際にやるとか、正気の沙汰じゃない。
しかも結局、実際に実技をやらされたのは俺ただ一人。俺はみんなに射精を魅せつける(誤字に非ず)ハメになってしまい、しかも、そこで三発も射精させられてしまったのだ。(してしまったのだ)
このことはすぐに学校中に知れ渡ることになり、先生と生徒にそれぞれ別の作用を生み出してしまったのだった。
先生達の間では、俺は興味の対象として、完全にロックオンされてしまったみたいだった。
既に先生を完全に上回る体格。完全に上回るちんぽ。完全に上回る射精。
俺は先生達から羨望の眼差しを受け、そして、同時に妬まれもした。
だが、この学校において、俺はあくまでも生徒であり、先生達は先生である。権力、地位だけはどうにも逆転不可能。
だから、俺は先生達の良いように玩ばれた。
どんなものか実際に目で見て触れて確かめたい、と思った先生達が次々と仕掛けてきて、俺は不自然なシナリオに嵌められて、授業という名目の中で何度も射精を披露させられるハメになったのだ。
その科目と授業の内容はだいたいこんな感じだ。
まずは既に話に出た全ての元凶、保健実技演習。
『オナニー、快感と射精のメカニズム』というどストレートなお題目で、実技演習をやると先生はのたもうた。
ただし、全員で実技しても勉強にならなくなるから、と、代表で一人を選出し、その人の実技を皆で観察して学習するという形式にされた。
そこで実演者として指名されたのが俺だった。
当然、俺は嫌がったのだが、先生のとぼけた一方的な横暴と、こんなときだけやたらと先生の言葉に従順になる生徒達に囲まれて従わざるを得なくなった。
初めこそ、オナニーしろと言われて、俺は皆に囲まれた中で公開オナニーをしなくてはならない辱めを受けていたのだが、授業の流れで、やがて他人に扱かれ始め、身体中の至るところを皆に手当たり次第性感刺激される、という状況にまで至ってしまった。
最終的に俺は授業時間内に三発。しかも、全て他人の手により導かれてしまうという結果になってしまったのだ。
続いて、理科、生物、反射の実験。
時間が掛かる反射の例として、刺激を繰り返してわざと出させるくしゃみの他に『射精』もそうである、との強引な展開。
実際に実験で確かめようと、俺が実験台に指定されて、ウオータージェットによる一点集中刺激を受け続けた。
そのときは、わざわざ俺のサイズに合わせて用意されていたコンドームを被せられて、用意周到な先生の念の入れ加減に驚きを通り越して呆れたのだが、射精後のコンドームを抜き取るときに、先生が意地悪して俺を弄りまくり、俺は再度勃起させられたうえで精液が漏れないようにと先生に丁寧に扱き取られた。抜き取られたたっぷりザーメン入りコンドームは先生のポケットの中へ。
ついでに、キ○ワイプで拭き取った後始末のザメテならぬザメキも合わせて先生に没収されていった。
その後、それらがどんな扱いを受けたのかなんとなく想像が付いちゃって、匂いを嗅がれるのはデフォとして、どこまでやったのやら。あぁ、おぞましい、ぞっとするわ。
国語、表現力を身に付ける学習。
何でわざわざ題材にこれを選ぶ必要があるんだ、ってくらい強引な展開で、俺は丸裸にされた。
さまざまな刺激を受けたときの身体や心情の変化を、内からと外から、そして、外から内側を想像し、気持ちを汲み取りながら表現することで、表現力を養うんだとさ。
それさ、実演しなくても良くね? というか、脱ぐ必要も無くね?
やたらと性感ばっかり受けたけどさ、快感の表現とか、いったいどこで役に立つのさ。官能小説でも書かせる気かよ。
いっつも、受験のことしか気にしてない奴らが、生徒も含めてここぞとばかりに『実生活が豊かになる』とか、似非文化人みたいなこと言い出すんじゃねぇよ。
歌会みたいな雰囲気の中、俺一人だけ生々しく精液大噴射。あ~ぁ、いとおかし。
数学/理科、合同補習、放物線。
ここまでくると、もうわけ分かんねぇよ。
放物線なんて、何でもいいから物放って見せりゃ良いじゃねぇか。文字通り放物だろうが。
なんで、その、実際に見せる放物線の例に『射精』を持ち出して、俺にそれをやらせるんだよ!?
何が『出水田くんは実績があるから』だ。何だその『飛ばない奴じゃ放物線の例を見せられない』って。
だ・か・ら・ぁ、『射精』である必要なんか全く無えじゃん!
流石に先生達もこじつけが厳しいと判断したのか、正規の授業の時間は使わずに、任意参加の補習という形を取った。
その代わりに、数学と理科の合同にして先生も二人。結託して力を強めることで強引に押し切ってきたのだ。
もちろん、俺だけは強制参加っていう(か俺にやらせることが目的の企てだからな)特例付きだ。柴崎も玄川も任意で付いてきたけどな。
俺はもうカツアゲされている気分よ。ただ、持っていかれるのは金じゃなくて恥じらいとザーメンだけど。
ちなみに、そんときの俺の射精は綺麗な放物線は描かずに、方方にスプリンクラーのように飛び散ったので、任意参加していた生徒達からも先生達からも『これじゃ分かんない』って文句が出て不評だった。
んなこと知るかい、ボケ!
英語、Extra Class。
だから、どこで使うんですか? ってんだ。
って思ったんだけど、身体の部位なんかを交えた英語表現の説明は意外にまともだったんでちょっと感心した。
でも、その感心は最初の10分しか続かなかったけどな。
ElectionだのHornyだのCumだの、教えている相手の年齢分かってる? って感じの単語がバンバン出てきてさぁ。
俺のことをFatって言うだけじゃなく、ChubとかBearとかBeefyとかBullとか、何か言いたい放題言われてだけど、これじゃ、洋モノのR18見るための(ただし、この単語で検索できる大半はゲイものになるけどな)基礎知識を叩き込んでいるようなもんじゃん。
俺、こんときに『Cum』を使った表現をしながら射精しろとか無茶言われてさ。
『Ah, uh, I cum on only minutes! Oooh! Aaah! Grrr』
完全に洋ピン男優じゃねえか。
柴崎なんかも調子に乗っちゃって、
『Wow! Huge penis, huge ball, and huge load! Oh my god!』
とか大袈裟な身振り手振りでおちゃらけてたけど、流石に『Fuck!』とか言い出すことは無くてホッとしたよ。
射精完了後にも何か言えって言われてさ、『I got it!』とか言って応えてやったけどさ、学力が残念な玄川はずっとちんぷんかんぷんだったみたいだ。
後で『何て言ってたんすか?』って煩いこと。
『18歳になったら分かるようになるよ』ってお茶を濁しといた。
技術家庭、適材適所の学習。
こじつけもここまで来ると、却って清々しい気分すらするだろう?
(こちらは体験版です)
御恩返し返し
OpusNo. | Novel-035 |
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ReleaseDate | 2016-06-14 |
CopyRight © | 山牧田 湧進 |
& Author | (Yamakida Yuushin) |
Circle | Gradual Improvement |
URL | gi.dodoit.info |
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(こちらは体験版です)