地下牢で処刑を待つ日々 (ゲイ小説 作品)
※ストーリーそのものは完全に単独のものとなっておりますので、他の作品を知らなくてもお楽しみいただけます。
※残虐要素はありません。
軍隊壊滅の危機を救おうと一人生命を擲(なげう)って投降した聖騎士イヌカイは身包みを全て剥がされ全裸で地下牢に閉じ込められた。
処分の決定を待つ間、交代する看守の中に、イヌカイにちょっかいを出す元黒騎士の男がいた。
男はイヌカイが性的にも不自由を強いられる国の民であることを知りながら、いやらしい笑みでイヌカイに意地悪な性的尋問を繰り返した。
容赦なく性的快感の素晴らしさをガンガン叩き込んでくる男に屈して登り詰めてしまうイヌカイは、そこで初めて性の悦びを知り、生への未練を覚えた。
皮肉なことに、雁字搦(がら)めの息苦しい国で自分の人生を歩むことができなかったイヌカイは、他国に捕らわれて母国から隔離されることで逆に解放されて、初めて、自分の人生を自分のものとすることができたのだ。
しかし、それもこれも、処刑されるまでの生命。
イヌカイは人生の最後の最後にして偶然掴むことのできた自由に、何も知らずに諦めて死ぬよりも、素晴らしいことをもっと知ってより大きな未練を残して死ぬ方が幸せなんだ、と考え、男との濃厚な性のまぐわいを真剣に熟(こな)していくのだった。
2020-08-24:追記
ドラゴンクエストビルダーズ2のシステムを使用して、この作品でイヌカイが投獄された地下牢を再現してみました。
ドラクエならではのデフォルメやドラクエの世界観に引きずられたところも多々ありますし、作者の技術不足もあって再現度が必ずしも高いとは言えませんが、こんな感じの地下牢をイメージしていたんだよというのが少しでも伝われば、と思います。
なお、再現ページは筆者のDQB2サイトの方に掲載しております。この下のリンクからどうぞ。
■ 章構成 ■
地下牢に閉じ込められるとき
男に男根を弄られるとき
男の口に責められるとき
男の尻を攻めるとき
男を待ちわびるとき
男に抱かれるとき
抱き合う最後のとき
地下牢を後にするとき
全8章構成で、文字数約45K、A6文庫サイズのPDFで167ページとなっております。
「地下牢で処刑を待つ日々」は以下のサイトにて公開中です。以下のリンクから直接、作品ページに行けます。
各サイト特有の差異や注意点などは「雑記・運用等」の各記事をご参照ください。
以下のサイトでも体験版がご覧になれます
追加サンプル画像 (ランダム抽出。たまに更新)
追加サンプルフレーズ (ランダム抽出。たまに更新)
イヌカイが最後通告をされたこと以外は、何も無い、何も起きない、静かな平和な空間だった。
もしここが草原か何かだったのなら、間違いなく天国なのだろうな、と思えるくらい平和だ。
第8章「地下牢を後にするとき」148ページより
男の渾身の射精は目一杯イヌカイの最深部にまで突き挿れた状態で開始された。
男のいやらしく膨らむ浅黒い恥丘がイヌカイの白い尻に極限まで押し付けられ、その門口から火照りきったイヌカイの肉性器全体がさらに揉みくちゃに押し潰されて、快感漬けにされた。
第6章「男に抱かれるとき」135ページより
しかも、この両足のバタ付き。男への抗議かと思いきや、『おしっこ漏れちゃう』と同じ系統の『精液漏れちゃう』内股もじもじの動き。
ただ単に射精を堪える姑息な気分紛らわせに過ぎなかったりもした。
第3章「男の口に責められるとき」62ページより
ズズズっ。
男はわざとらしく音を立ててイヌカイの亀頭の先端を吸い、その先走りのぬるぬるを舌の上に広げながら味わった。
男がニヤつく笑みで拘束されたイヌカイを見上げてくる。
「良い男の先張りは美味い。特にあんたのは最高だ」
第3章「男の口に責められるとき」54ページより
二人はしっとりとキスをした。
……のだが、バンドウを突付く指、いや、指にしては随分と太くて、硬くて、先端だけはやたらと丸みと柔軟性を持つものが邪魔をする。
バンドウはそっとイヌカイから唇を離し、下を覗き込んでみた。
イヌカイの別人格が『俺の相手もしろよ』とバンドウを睨み付けていた。
第8章「地下牢を後にするとき」161ページより