山野純三 平行世界2 握手券一万枚で!? (ゲイ小説 作品)
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この作品は、『芸人 山野純三 シリーズ』に属する作品です。
一発当てた後、ジリ貧の我輩の弱みに付け込んで僕を手篭めにした山那はしかし、俺のことが好きだというところだけは本当だったようで、俺の稼ぎの足しになるような企画を山那なりに真剣に考えてくれたらしい。
その結果が、えっ? 握手券付きの本の出版?
おいおい、それってもう使い古された手だし、俺みたいなのがそんなんやったって意味無いし赤(字)しか出ないでしょ。
って、思ったのだが、その企画の肝は『握手券をたくさん集めると、できることがクレードアップする』というところにあった。
100枚でなんと! いやいや、安過ぎるでしょ!? そんなこんなで『1,000枚でアレ』、という想定に。
もちろんそんなこと公の場では一切口に出さなかったんだけど、……来ちゃった。
想定を大きく超える、文字どおり桁が一つ違う、10,000枚の握手券。
しかも、数も想定を超えてきたならば、要求もその想定を超え……
握手券 一万揃えば 撮影付き
いや、ちょっと待って、それは流石に、って、なんで山那がノリノリやねん!
■ 章構成 ■
グレードアップ権付き握手券
一万枚でAV撮影!?
本番よーいカチンッ!
仕事、繋がっちゃいました
全4章構成で、文字数約28K、A6文庫サイズのPDFで98ページとなっております。
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あとがきなど
シリーズ前作から随分と間が空いてしまいました。
前作の最後の方で次作への匂わせをしていましたが、その時点でこの作品も半分以上は書いている状態にありました。
しかし、そこから塩漬けにすること2年以上。
間に20作も挟むという大遅延をしてしまいました。
大きな原因は2つあります。
一つは、物語が決め手に欠いていて、そこを埋められる何かが得られなかったこと。
もう一つは、なんかさらに続けたい、けど、そのアイデアが浮かんでいなかったこと。
素材がアレですから、個人的にはもう、むっちゃくちゃに弄り倒したいのですが、核が整わなかったんですね。
そうこうしているうちに素材が干からびてしまう。
ですので、ちょっとした焦りなんかもありました。
でも、そこには別の葛藤もありました。
それは、何度か愚痴ったこともある、『一方的かつ身勝手にヤる』系統の話でないと読んでもらえないというジレンマです。
物語に凝ろうとすると逆にそっぽを向かれてしまうんですね。
そんなことないぞ、と思われる方も多いかも知れませんが、少なくとも、現実にわざわざお金を出して読んでくれる方々の傾向としてはもうこれでもかというくらいにハッキリと言えることです。
つまりは、この話に力を注いでも、読んでもらえる数は少なく終わる、ということが目に見えてしまっているのです。
そこで筆者はだいぶ悩んでいましたし、今でも悩んでいます。
これは必ずしも比例関係にあるわけではないことを先に言っておきますが、筆者個人的に『良く書けた!』と思う作品ほど伸びない。
正直、経済的な観点で言えば今すぐ小説なんて書くのを辞めるべき、というレベルです。
でも、それなりに数が出そうなところへとシフトしていけば、ほんの僅かでも延命できるのではないか?
ただ、そんなスタンスで書くもんが面白いのだろうか? というのも当然あるわけです。
元が個人的なズリネタの膨らましですから、成り立ちとしては(二次創作ではありませんが)同人そのもの。
それが商業に寄せて行ったところで、多少の売上上昇と引き換えに失うモノが大きすぎやしないか? という葛藤もあります。
もちろん、商業的に受ける作品を本人も面白がりながら書ける、という落とし所が見つかることが一番良い展開ではあります。
筆者は今のところその落とし所が見つかってないんですね。
書きたいものを書くほど売れない。
そんな悩みも、この作品の完成を大きく遅らせてしまった要因の一つでした。
そんな悩みを抱えながらだと、どうやってこの作品を完成にまで漕ぎ着けていったら良いか? そういうところからして揺らいでしまって全く進みません。集中力もなかなか注げませんでしたしね。
何度も悩むけど、やっぱり初心、原点に帰ることでしか、この作品を執筆を進めることはできませんでした。
問題も葛藤も先延ばしにしかならないけれど、自分の書きたくないものを仕事にするんだったら、もっと他の仕事を選ぶよ! と、思うので。
長らく停滞していた物語が完成に向けて再び動き出したきっかけは次のフレーズが浮かんだときからでした。
主人公、山野純三が立派な男に抱かれているシーンで感想を述べている部分。
なんていうか、ケツで受ケるって、単純に気持ち良いというよりももっと闇というか、若干死を想起させるような恐怖を伴う快感だと思うねんな俺。
自分では制御できない勢いに突き動かされると、自分の中の混沌と暗闇を不意に突かれて、その存在を嫌でも認識させられる、そんな気がすんのよ。
これは筆者が実際に尻で……、おおっと、残念ながらアナニーなのでお相手の方は居ないのですが、アナニー中にふっと浮かんできたイメージを言葉にしたものです。
筆者の濡れ場シーンで特にウケの感覚の描写は筆者が実際にアナニーで体感した感覚を記していることが多いです。しかし、上記イメージは正しく、山野純三なりきりアナニー中だったので、本当に山野純三の感覚なのであろう、と筆者は考えます。(えぇと、いろいろとツッコミどころはあるかとは思いますが、まぁまぁ、そこは収めて治めて(^^ゞ)
この作品は商業的、いわゆる売上としては失敗に終わるであろうことは覚悟しています。
それでも、大切なお金を出して読んでくださる方もいらっしゃいます。
そう長くは掛からないであろう時間とお金を拝借しまして、何かしら思いを馳せるネタにしていただいたり、または、純粋に楽しんでいただけたりしましたら、幸いです。
あ、そうそう。その悩んでいた核も、幾つかは双葉が芽吹いています。特に、今のアイデアでは流れ上最後になる核がもっとも筆者的に形にしたいものですので、是非ともそこまで到達したいですね。