山奥の更生施設にて (ゲイ小説 作品)
特定の性犯罪者だけを取り扱う、私立の更生施設がある。
更生不可能の烙印を押された、ギラつく性欲を抑えられない獰猛男が送り込まれる最終施設。
ここに来た者の末路は極端に二つに別れる。もう、どうにもならないか、二度と再犯を犯さないか。
そんな施設に、久々に大物に化けそうな男が送り込まれてきた。
男の名は、『利根 万道』(とね ばんどう)。
彼がこの施設で受けた更生プログラムと、その変貌っぷりが、この先に記されている。
■ 章構成 ■
大物がやって来る
更生プログラム開始
何になるというのか
極限状態、そして覚醒へ
いよいよ実践教習
コペルニクス!
卒業なんてしたくない
サイケデリックトリップ
再び逢うまでの
全9章構成で、文字数約32K、A6文庫サイズのPDFで116ページとなっております。
「山奥の更生施設にて」は以下のサイトにて公開中です。以下のリンクから直接、作品ページに行けます。
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「こんな格好で、どんな更生をするってんだよ」
「あー、君は特に何もしなくても良いよ。身を任せてくれていれば良いんだ。楽だろう?」
「楽なわけあるか。楽だったら、拘束なんてしないだろうよ。更生とか言っておいて、拷問でもするつもりなんだろうが」
第2章「更生プログラム開始」25ページより
「あがあっ、死ぬ、死ぬ。こんな、っの、4時間も、やられたら、俺っ、死んじゃう! ぅあはあっ!」
第2章「更生プログラム開始」28ページより
「! 渡良瀬、さん?」
「挿れながら、同時に挿れられるなんて、三人居るときじゃないと経験できないんだぞ」
そう言いながら、宛てがってくる渡良瀬に、万道は素直に頷いた。
「そ、そうですね。お願いします」
「良し。良い子だ」
第8章「サイケデリックトリップ」98ページより
「ぁああ、畜生! このさい、気持ち良くなくても良いから、精液出ちまってくれねえかな。やりきれねぇよ」
第4章「極限状態、そして覚醒へ」44ページより
あとがきなど
性の袋小路に迷い込んでしまったまま暴れ回っていた筋肉デブが、更生施設にて突破口を見つけ出し、更生へと猪突猛進してゆく、というとまとめ過ぎですかね。
主人公に再犯性犯罪者、その相手役にも元性犯罪者という経歴を与えてしまっているため、その取り扱いがナーバスで気を使いました。
そもそも、性犯罪は重罪ですからね。しかも、現実では暴力などを伴うことも多いので、そういう系統ではないことを一所懸命説明しています。
筆者個人的に粗暴なのは苦手なので、こういうドギツい設定でもバイオレンスキャラにはしません。
一見、荒くれ者に見える性豪巨筋デブが可愛く「どんでん」しちゃいます。