20年前、この学校で (ゲイ小説 作品)
この作品は、『読み切り作品(メイン若い系)』に属する作品です。
大河と精一は今年度で廃校となる母校を訪れてみた。
そこで思い出される20年前の出来事。
初めから大河のことが好きだった精一と、特に何とも思っていなかった大河。
図らずも(?)、同時期に別々の先生に狙われ、それぞれに同性との初体験を余儀なくさせられてしまった二人だったが、それをきっかけに二人は付き合いを始めることになった。
■ 章構成 ■
大河と精一
甚先生の野望
繰り返される植え付け
嫉妬が二人を近付ける
大河の不本意な初体験
行き急いだ勝負
決着、そして、結着
友達か恋人か
探究する二人
唯一無二の存在
ずっと同じで常に新しい
全11章構成で、文字数約81K、A6文庫サイズのPDFで250ページとなっております。
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しかし、甚先生も目的はそんなところには無い。精一だって、今の言葉など気にしていられない。甚先生は大河の両肩を掴んで、揉むように揺さぶりながらも、その背中を座席の背もたれに擦りつけているのだ。
椅子に付いているであろう、乾ききった精一の精液が、大河の制服に擦り取られていく。
第4章「嫉妬が二人を近付ける」62ページより
やがて甚先生は息を整えると、身体を起こして、呆気無くイッた山崎先生に向かって親指を通用口の方へと放り投げるジェスチャーをした。これはつまり、『退場せよ』のサインだ。
第6章「行き急いだ勝負」115ページより
「なぁ斉木。斉木はいつも僕のことを良く言ってくれるけど、僕は別に特別な人間でも、皆と違う人種でもないんだ。僕だってエロいことばっかり考えてるただの中学生なんだよ。斉木と同じ中学三年生なんだ」
第8章「友達か恋人か」148ページより