隣のおっさん（ゲイ小説作品）

　ボロ安アパートの隣に住むおっさんは単身赴任のサラリーマン。ちょいデカ、ちょいデブの、どこにでも居るだらけたおっさんだと思っていたのだが、ビシッと決めた出勤姿を見たとき、その格好良さに気付いてしまった。
　夢にまで見てしまい、寝言は筒抜け。そんな僕に隣のおっさんは、怒るどころか、その夢を叶えようとしてくれた。
　見れば見るほど、格好良くて可愛いおっさん。それもそのはず。おっさんは見た目だけでなく、仕草もいちいち格好良くて可愛い。だらけていても可愛くて、それにエロい。
　そんなおっさんとの夢のような現実は次第にエスカレートしていく。

■ 章構成 ■
隣のおっさん
夢が現実になるとき
誘惑する小悪魔
このときを記憶に刻め

全4章構成で、文字数約28K、A6文庫サイズのPDFで86ページとなっております。

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あとがきなど

この作品を作るきっかけになったのは、とあるゲイAVのモデルさんでした。
AVのモデルのスペックなんてのはある程度サバを読むこともあるものですが、大抵、身長はより高く、体重は（筆者が見るようなAVのカテゴリーだと）より多く、年齢はより若く、といった方向にサバを読むのが普通かと思います。
でも、そのモデルさんは公表スペックからして47歳。でも、凄く肌ツヤが良くて格好良い＆可愛いんですよ。
逆に壮年の方向にサバ読みしてる？　でも、よく見ると、こめかみや髭なんかは白髪の方が多いくらい。
だとすると、本当に47歳？　こんな格好良いおっさんが居るものなのか、って思ったんですね。

その正直な感想をそのまま小説にまで膨らませたのがこの作品、というわけです。
なので作中でも相手役に言わせてます。
「兄ちゃん、俺のこと、幾つだと思っていたんだよ？」
「えーと、30代後半か、40行くか、行かないかくらい、ですかね」
「まーた。俺、もう、あちこち白髪だらけじゃんかよ」
……
「あ、れ？　本当だ。でも、それでも47には見えないです」

自分が47歳を迎えるときに、こんな若々しくいられたら良いなって思うのですが、とても無理ですわ。
まぁ、映像を見ているだけなので、実物を見たら相応に老けている可能性も無くもない（かもしれない）のですが。

で、筆者としてはこのおっさんから非常に優しい印象を持ったので、頭ごなしに否定しない度量の広い人というキャラを与え、相手役がちょっとおかしな方向へ突っ走っていたところを怒らずに解決してやるという優しさを持たせています。当然、エロさも持たせてますけど。

それにしても、そのAVモデルさん、非常に身成りもきっちりとしていて、どうしてAVなんかに出たのか不思議でしようがない感じ。実際、その作品以外で見たことが、少なくとも筆者はありません。
まぁ、大抵は金目的なので、なにか突発的に必要に駆られたのかな？　って気もします。
多分ノンケさんだしね。

ところでこの作品、『保健実技演習』に続く公開としたわけですが、インパクト的には前作に劣るため、前作ほどは読んでもらえないかな、と思っていたら前作を超える推移をして少々びっくりしました。
インパクトばかりが見られているわけじゃないんだなぁ、と筆者に教えてくれた作品でもあります。

隣のおっさん （ゲイ小説 作品）

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