Fitzpatric (ゲイ小説 作品)
【デジケット限定パック】Fitzpatric雨セット - DiGiket.com
この作品は、『Fitzpatric シリーズ』に属する作品です。
何においてもそこそこ恵まれた人生を歩んできた。本当の自分なんて知る必要などなかった。
一連の仕組まれた出来事の中で最高の男に出会い、今まで気付こうともしてこなかった本当の自分に気付いてしまう。しかし、それは同時に、満ち足りていたはずの人生に渇望を呼び込んでしまった。
欲する必要すらなかったのに、欲すれば欲するほど、失っていくものがある。
本当の自分を知ること、果たしてそれは幸せなことなのか。
■ 章構成 ■
衝撃
新しい世界
バースディ
ライオネル
試練
行けるところまで
全6章構成で、文字数約62K、A6文庫サイズのPDFで200ページとなっております。
「Fitzpatric」は以下のサイトにて公開中です。以下のリンクから直接、作品ページに行けます。
【デジケット限定パック】Fitzpatric雨セット - DiGiket.com
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追加サンプル画像 (ランダム抽出。たまに更新)
追加サンプルフレーズ (ランダム抽出。たまに更新)
人間の生命とはなんと短く儚いものか。しかし、人生に与えられた時間はとても不十分なものだが、だからといって全てを諦めてただ時を過ぎるのを待つには長い。それならば、オレは、時間が足りなくても頑張って生き抜くことを選ぶ。それが、最終的にオレが出した結論だった。
第5章「試練」153ページより
実は、俺は途中まで自分で気付いていなかった。逆に言うと、途中で気付いてしまった。
俺は、昨日のライオネルを追体験しようとしていたのだ。昨日のライオネルと同じ動作をすることで、俺を抱いていたライオネルの気持ちを味わおうとしていたのだ。
第2章「新しい世界」60ページより
俺は反射的に手の動きを止めた。ライオネルの言葉が頭の中に響く。
『まだまだだぞ、まだこれからなんだからな』
俺は独り言で答える。
「……こ、これで『まだまだ』なのかよ……」
第5章「試練」165ページより
俺の意識が次第に白飛びし始め、俺の動作に抜けが生じる。やがて、俺はライオネルと融合したまま全ての挙動を停止した。
第3章「バースディ」88ページより
……まだ、身体の内側に挿し込まれた物体の感覚が残っている。いつもより身体が火照っている感じがする。俺はつい昨日、男に抱かれる夢を見、そして今日、実際に男に抱かれた。そして、俺はそこで射精しなかった。俺は何だか悶々とした気持ちを抱えながらも、身体の疲れもあって徐々に眠りに落ちていった。
第2章「新しい世界」57ページより
「まだまだだぞ、まだこれからなんだからな」
「はぁっ、はぁぁ、……こ、これで『まだまだ』なのかよ……、はあ、はぁ」
第3章「バースディ」86ページより
あとがきなど
同人系サイトでの公開第一弾としました、この作品「Fitzpatric」ですが、実は筆者の筆下ろし作品ではありません。
筆者が初めて書いた小説は『芸人 山野純三 (康)』でして、着手順からするとこの作品は恐らく8作品目(もう、大分前のことですので、既に記憶が曖昧みーまいん)になります。
初公開なので、なるべくインパクトがありそうなタイトルを持って来ようと思ってこの作品を選んだのですが、インパクトというよりもあまりの突飛さに浮いてしまったような結果になってしまいました。
あと、もしかしたら、導入部分が若干『腐』っぽくて引かれてしまったのかな? 全然、そんなことはないんですけどね。(だいたい、ガチムチと大デブ熊の絡みだし)
さて、ここから、この作品のモデルになった方について少々記述いたしますので、イメージが壊れそうだと危惧される方は見ないでスルー推奨です。
Tumblrで見た1枚の画像から、という筆者には良くあるパターンなのですが、当初は若干気になっていた程度でしかなかったのです。
が、しばらく時間が経ってから同じ方の別の画像に巡り会い、そこでツボにハマってしまいました。
詳細に調べていくと、ご本人のFacebookにまで到達できまして、Youtubeとか、XTubeなんかにも投稿し、果てはAV出演まで果たすというとってもオープンな御方でした。
(イケてるオープンな方の存在って、とっても助かりますね。(何が?))
で、色々と見させて頂いていると、その御方は結構派手な人生を送っていらっしゃるようで、ゴリッゴリのゲイでかなり若い画像もあったりするのに、子持ちだったりして、なかなかに謎めいた雰囲気。
そこで、妄想を膨らませていったのが、この作品「Fitzpatric」です。
ちなみに、その御方のサードネームをそのまま丸パクリ(ファーストネームは流石に変えてます)しているのですが、どこでどう抜け落ちたのか、最後の「k」が脱落しているというスペルミスを発動してしまっています。
あ、結果丸パクリじゃなくなっているや、ってか、多分実在しないっすよね「Fitzpatric」さんて。と思って検索してみたら結構居るなあ。同じスペルミスのような気がしなくもないけど。
物凄く簡単に言って、子持ちパパがゲイになるお話なのですが、そこでゲイに目覚めさせるお相手として用意した大っきな熊。こちら、当初ははっきりとしたモデルが存在していませんでした。
途中からは、同じようにTumblrの画像から個人のFacebookにまで到達した別の方をモデルとして、まぁ、実際の背丈とか年齢とか物語とは合わないところも多々あったのですがイメージモデルということで、当て嵌めて物語を進めていくようになったんですね。
そしたら、書いている最中にこちらの人物の方により熱が入ってしまって、こちらが主役の章まで書いてしまう結果に。
さらには、こちらが完全に主役の続編『雨 (Fitzpatric続編)』までその後作成することになってしまいました。